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文中の強調単語やイントネーション Part4

  • infoenglishkz
  • 5月7日
  • 読了時間: 2分

[イントネーションが持つ意味、発展編]


本日の例は以下です。

I don't know.


こちらの例は、最近よくSNSなどで相手に「そんなの知らないよ」のような印象を与えるという話を見かけますが、実際どのように使用したら良いのか or 悪いのかをお話しします。


a: I don't know.⤵︎

b: I⤴︎ don't⤵︎ know.⤴︎


上記のaでは最後音程が下がり、言い捨てるように言っています。

この場合ですと、「そんなの知らないよ」という印象になる可能性もあります。


ただ上記のbのように、音程の上下がありながら最後に上がっているような例ですと、より柔らかい印象を与えます。


このように、失礼になる可能性があるという表現でも、言い方ひとつで柔らかい印象にもできます。さらに表情も柔らかくすると効果的ですね。


日本語も同じかと思いますが、人間のコミュニケーションは半分以上が非言語(ジェスチャーや表情など)で成り立っていると言われており、失礼な表現に過度に怖がる必要はなく、表情や声色を印象よくした方が効果的だと私は考えます。


[強調の発展編、リズム]


前々回のPart9で、強調する箇所で拍手しながら読むと、読みやすくなるという話をしました。

このようにリズムを取ることが英語を伝わりやすくする大きな要素になります。


他の例も見ながらもう少し詳しく見ていきましょう。


What time is it now?


こちらの文は、日本語で「掘った芋いじんな」と音が似ていることがよく言われています。実際「掘った芋いじんな」と言うと、うまくいけば What time is it now? と伝わります。


空耳と言ってしまえばそれまでですが、こちらにはリズムの秘密が隠されています。


What time is it now? はtimeとnowを強めに読み、whatのtは消え、is itは音が繋がりつつ弱く速く発音されます。これら音の消失や繋がり、強弱がなされた発音が、ちょうど「掘った芋いじんな」と似たものになるため、空耳となります。


そのため、極端に言えばリズムさえ合ってしまえば、ある程度適当に発音しても伝わります。

ぜひ英語を聞く機会が合った際は、同じ音程同じリズムを意識して真似して言ってみると、伝わる英語の感覚が身につきやすくなるのでおすすめです!


次回からはリスニングについてお話しします!

 
 
 

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